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敗戦から学ぶもの

ふたつのコンペの結果

生方記念文庫

ながはまアーバングラス

敗退...
残念無念...
坂の上の雲で言うならばメッケル少佐からは『全滅!』と言われてしまいそうだ...(泣)

でも、次のコンペにはこの失敗の経験を生かさないと

でっ、この敗戦から得た教訓とは何ぞや...!?

今までだったら、このままうやむやにして、まと次のコンペに取りかかっていたのですが、
今回は本気で考えないと、まじで仕事が無い...


で、長浜は置いておいて、まずは沼田から。
まずは一等を取った岸和朗さん

この提案書類には、正直『やられた...』と思いました。
なぜなら、この提案の核である、言葉でつなぐということを、鮮やかに見せつけてくれたからです。
そのことは後で。

そもそも、今回のコンペは、生方たつえという方の記念文庫館(資料館)をつくること、そして沼田の歴史遺産である明治期の擬洋風の銀行を今回の敷地に移設してくる、それをどう扱うかというものでした。

しかし、コンペ要項には、生方さんのことより、新旧2つの建物の扱いかたや、かつての旧文庫の意匠を継承すること(旧文庫は林雅子氏の設計で和風の建築)、また、今回の敷地を含む地域が再開発になるため、その状況で今回の建築をどう扱うのか、また、広場を対象敷地内の1/3ほど作らなければならない等、ハードの注文が多く、あまり生方さんの文庫館というよりは、何か町作りの全体の中での、この建築の役割的なことが多く、それに伴い僕たちも自然と考えが向かってしまいました。

でも、岸さんのアイデアはそこを上手くひろっていて、生方さんが歌人であることから、生方さんの作品である歌を使って言葉の広場としてGLより浮いた床を用意し、その言葉の床で対面する旧沼田銀行をつなぐという案でした。わかりやすいし、言葉で新しい建築と古い建築をつなぐというストーリーも鮮やかです。何より、生方さんの文庫館、歌人の方の文庫館であることが一目瞭然で、わかりやすい。
ただ、先ほど何で『やられた』というと、生方さんの歌に着目してそこからアイデアを考えていたからです。ただ、僕たちはさきほどの経緯もあり、さらに歌からデザインしていくことに可能性を感じなかった(そこが劣っていた部分...)
ため、別のアイデアに進んでいました。他の入選案も岸さんほど生方さんにフォーカスした作品はなくて、そこが決定的だったように思いました。

ただ、要項にあった旧文庫館の意匠を継承するということは何も案には反映されてないのですが、さらに勾配屋根にしないといけなかったと思うし、建築自体には生方さんらしさみたいなのは感じられません...まあ、あの言葉の広場で勝負あったということでしょう。

肝心の僕たちのアイデア

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この街が新しく生まれ変わるということ、さらに旧文庫館の継承ということから、一枚の勾配屋根を用意してその下にボリュームをくっつけるアイデアでした。ボリュームの置く場所によって、片流れにも、切妻にも、蔵のような形式も可能になる。各ボリュームは、文庫棟、市民活動スペース、トイレ、ショップなど異なるプログラムで、各ボリュームの隙間が通路で、施設利用者だけでなく、一般市民も通り抜けられ、視線の抜けもつくっていました。分棟でありながら屋根で一つの施設という案です。



ただ、




ただただ、




入選した案と比べると、
要項の諸問題を解決しつつ、建築的な操作で空間を作ってはいるものの、
問題解決のレベルで留まっていて、さらに魅力的な案にする考えが無かった
ように思います。もう少し詳しくいうと、僕たちが利用者にどのようにここを体験、体感してもらいたいのか、審査員にこの案がどこが魅力的なのか具体的なことが言えてなかったと思います。もう少しエゴを出してもいいのかもしれない。
それと、山縣さんの案にも通りに面したアイデアも見世テラス、谷尻さんお通り庭、寺岡さんの縁側みたいな、アイデアとしては消費されたようなものも、強く押すことが必要だし、素直にやりきっている印象を受けました。
強く押すというのは、消費されたアイデアだからといって思考停止になるのではなく、別の要素を加えて新しいアイデアとするとか、今回なら歌人の文庫館だからそこで歌を盛り込むとか、いろいろやり方はあったはず。提案書類を見た人が感じるであろう意識や感覚、行動といったものに影響を与えるようなものでないとだめなのだ。

では、その意識や感覚に訴えることはどうやったらできるのだろうか...
それは、ある種経験なのかと思う。
たとえば、ある美術館のコンペで某設計事務所がブレストをしているときのこと
地方都市の郊外にできる美術館で、芝生の広場を作ってそのエリアに体験ゾーンをつくろうというもので、
そのアイデアを出した人が言ったのは、『郊外という場所にある美術館だから、
週末には家族や友達たちと美術館にお弁当もってピクニックに来ると思う...』
それを聞いたときに素敵でやさしいアイデアなだあと感じた。その人は、去年子供ができたばかりの人らしい。
そういうのってやっぱりそういう経験をしてきているから出たリアルなアイデアなんだと思う。

じゃあ、どうしたらそのような経験がない人がそのようなことを考えられるようになるのかー
それはやっぱり日常生活の中で細かな無数の事象と無意識の記憶の中から探し当てるしかない。
頭で考えた概念と、環境とかかわっているのではないということではなかろか....
いずれにしろ、まだうまく言葉にできない、もやもやしているものにやっと触れかけた感じ。。。





ということで、このコンペはすごく勉強になるものだった。
またこのくらいの規模のコンペに挑戦したいと強く思った。




さて、次の長浜のコンペ


こちらはちょっとまだ頭の中の整理がついてない。
というのもこのコンペ結果には、まだ納得してないからです。

当選案を見ると、
5案中、3案はガラスを使って空間をつくる案。
2案は長浜の歴史や長浜らしさをガラスで表現した案。

まず、最初の3案は、長浜と全く関係無い!
どこでも成立するようなアイデア。

そして長浜らしい2案は
秀吉のひょたんをモチーフにしたマンホール、
浅井三姉妹(今年のダメ大河ドラマの影響??)を取り上げたもの。


う~ん、
前者はとっても恣意的なデザイン
後者は実際に出来た時、観光地によくあるようなオブジェだよね的なシロモノ


他にいい提案が無かったのでしょうか?
僕たちのは選ばれなかったからそういうことだったのでしょう。

一方、僕たちの提案


110824-1.jpg

110824-2.jpg



今回の敷地は、長浜駅から徒歩3分くらいの
ホテルの前で、長浜曳山祭りで使用する山車を納める蔵の前でした。

そしてその蔵は、長浜市街に13あり、各町内会が江戸時代(?)から守り伝えてきたもので、
それは長浜の歴史そのものだと考えました。
そこで、その蔵の形をしたガラスを13枚並べてガラスの振れ留めとして屋根をかけて蔵の形をしたオブジェをデザインしました。


施工予算が200万円ということもあり、複雑な形状や大がかりなものは出来ないということも考慮にありました。

ただ、入選した案と比較すると、ちょっとおとなしい、やはりインパクトに欠けるものではあったかなと思います。それか、写真写りが悪いのかも、最初アイデアを思いついたときはあんまりかと思ってましたが、実際模型で作ると、何層ものガラスが不思議な空気感をつくっていておもしろかったんですよね。
ただそれが模型写真では表現しずらかったのかもしれません。
だから長浜は正直、負けたと認めたくない(負け惜しみ...)

だから次と切り替えます。

沼田で勉強して、長浜でただ悔しさを味わい、次は絶対勝つ!

で今日のブログは締めたいと思います。

ps
次はコンペの勝利をお伝えしたいなあ

コメント

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